9月24日(土)に桑名市多度町の多度山にて探鳥会が行われました。その様子をお伝えします。
朝、9時前に多度山登山口駐車場に15名ほどの方が集まり、木曽三川が見渡せる第3見晴台へ15分ほど歩いて向かいます。
この日は、曇っていて風もなくタカの渡りを観察するには不向きな天候でした。登山道の木々ではメジロなどの小鳥が鳴き、アオゲラの声も聞こえましたが姿は見えません。
第3見晴台に到着しましたが、案の定、上空にはなにも鳥は飛んでいない状態でした。
仕方なく近くの木や眼下の田んぼなどを観察します。そこには定番のヒヨドリ、ホオジロなどがいました。
そして、ツバメが複数渡りのため飛び、田んぼにはダイサギやアオサギなどが餌を捕っています。
しかし、肝心のタカは一向に飛びません。予報では昼前には雨が降るということでしたので、この日は諦め11時前には下山してきました。駐車場へ降りてくると雨が降り出し鳥合わせもそこそこに解散し、渡りの観察としては残念な結果となりました。
翌日、天候も回復し朝から晴天に恵まれました。この日は木曽岬干拓地探鳥会があったのですが、一部の方は終了後に再度多度山へ向かいました。
昼過ぎの到着となりましたが、前日とは違い複数のタカが飛んでいます。
ハチクマやノスリなどが単独ではありますが、近くを飛びます。しかし、まだ集団で飛ぶことはありませんでした。この日は1時間ほど観察しましたが10羽ほど渡っていきました。
後日、再度観察に行き、今度は1時間かけて多度山山頂まで登り観察しました。
すると、遠くの方から集団でこちらに向かってくるタカが見られます。全部で10羽ほどでしょうか。
やがて、目の前をハチクマやサシバが次々と通過します。
その集団が通り過ぎても30分から1時間すると、また次の集団が飛びます。
この日は、合計で50羽ほどが飛んだでしょうか。他のところでは100羽以上が飛んだところもあったようです。皆さんも機会があれば高台へ登り観察してみてください。
(toshi-sasama)