10月2日(日)に御浜町にて行われた 市木川及び田んぼ探鳥会の模様をお伝えします。
朝9時前に、道の駅「パーク七里御浜」にて15人ほど集まりました。この日は環境省近畿地方環境事務所の自然観察会と合同での探鳥会でしたので、三重支部だけでなく和歌山の方も多く参加されていました。
観察場所は車で5分ほど移動した市木川とその周辺の田んぼを歩いての探鳥となります。
車を降りて周辺を観察すると遠くの鉄塔に猛禽類がとまっているのが確認できました。そして上空をミサゴが飛び、周囲の電線や木の上に多くのモズがいます。
田んぼにはトビやサギ類が飛びます。そして猛禽類がとまっていた鉄塔の近くに来るとそれはチゴハヤブサでした。しばらく観察していると、やがてカラスが威嚇にきました。どうやら巣が下にあったようです。ほどなく2羽のモビングが開始されました。
しばらくすると鉄塔から遠ざかったためカラスも追うのをやめ、チゴハヤブサだけになりましたが、
どうやらつがいだった様でやがて合流し2羽で仲良く飛翔していました。
他にはイソヒヨドリやノビタキなども観察されました。
探鳥会は約2時間半ほどで鳥の種類は少なめでしたが、チゴハヤブサのつがいがじっくり観察できたため皆さん満足いく観察になったのではないでしょうか。
昼食後、案内人の方が近くの池にクロハラアジサシがいると言うことで、その場所を案内していただき観察してきました。
みかん畑に囲まれたその池には3羽のクロハラアジサシがひらひらと飛び、餌を見つけては飛び込んでいました。
この日は、遠くを飛んでいましたが接近してくることもあり、じっくり観察することができました。
案内人の方のお話を聞くと熊野ではいろいろな珍鳥が観察できるそうです。この日は日帰りでしたので驚く様な鳥は観察できませんでしたが、数日かけてじっくり探鳥することをお勧めします。
(toshi-sasama)