この冬、ナベヅルが中南勢地方で越冬しました。三重県では2期連続の越冬で、しかも今回は48羽と多数です。ナベヅルは鹿児島県出水市で集団越冬しており、鳥インフルエンザなどで大きな被害を受ける危険性があり、越冬地の分散が望まれています。今回の越冬が成功すれば、三重が恒常的越冬地になる可能性があります。

   三重県内で越冬していたナベヅルは繁殖地へ向けて旅立ちました。越冬していた48羽のうち、46羽は3月16日に、残りの2羽も同25日に旅立ちました。1羽の脱落もなしに冬を過ごすことができました。地元及び、野鳥関係者の方々のご協力に感謝いたします。また、自衛隊明野航空学校には、飛行を配慮していただきました。感謝申し上げます。

 この秋にナベヅルが三重に再来することを期待しましょう。

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―蓮ダム、迷岳周辺の山域に大規模な風力発電計画―

計画地は国道166号の南側、蓮ダム湖の周囲の山地で、迷岳も計画地に入れられている。風車はこれまで日本ではほとんど建設されていない、4,200から-5,500 kw級を予定しており、最大では全高183 mもの巨大なものである。その風車を最大60基という、これまでにない大規模な風力発電の計画である。風車の建設は4ヶ所に分散して計画されている。

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木曽岬干拓地のさらなる開発の危険

木曽岬干拓地本年(2017年)7月、三重県の木曽岬干拓地担当者の話によると三重県のプロジェクト[木曽岬干拓地整備事業]に沿って干拓地のさらに南部を開発予定とのことです。そのために新たにアセスメントを実施する予定であるとのことです。前回のアセスメントでは173.7 haが対象となっていたため、残りの部分を対象としたアセスメントになります。アセスメントといっても前回のアセスメント(2001年―2005年)の事後調査が行われているため、今回は実地調査等を省略した簡略なものになる可能性も否定できません。

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クマタカ

オオタカ、クマタカ、イヌワシ、チュウヒ、サシバなどの猛禽の三重県内の繁殖地はしばしば開発による破壊の危険があります。当会では保護が特に必要な繁殖地については繁殖状況を調査し、繁殖地保護に役立てています。

 

猛禽の営巣については、飼育目的でのヒナの密猟、野鳥写真マニアによる繁殖妨害の危険などがあるため、調査地、調査結果などの全面的な公開はしていません。しかし、差しさわりのない範囲で会員の方々に繁殖調査結果をお知らせしています。「しろちどり」76号には2005年から2013年までの中勢地方のオオタカ調査の結果を掲載しています。また、木曽岬干拓地のチュウヒ繁殖調査についても随時会報で公開しています。

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―ラムサール条約登録を目指して―

五主海岸

三重県中部、津市から松阪市にかけての海岸には豊津浦、町屋浦など自然の砂浜海岸が多く残されています。これは工業化の進んだ伊勢湾岸では珍しいことです。また、ここに注ぐ、雲出川河口から櫛田川の河口にかけては広大な干潟があります。また、安濃川河口には広い砂州があります。この海は豊かで、コウナゴ(イカナゴ)漁、アサリ採取、青のり(ヒトエグザ)養殖などの漁業も盛んです。また、潮干狩りでも多くの人々が楽しめる場所です。しかし、それだけでなく、野鳥をはじめ多くの貴重な動植物の生息の場でもあります。

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ミヤコドリはとても目立つ白と黒の大型の水鳥で、海岸や河口に飛来し、オレンジ色のくちばしを上手に使い二枚貝を食べます。この種はヨーロッパからアジアまで広く分布しますが、日本に飛来するミヤコドリは東アジア飛行ルートに属し、このルートには約10,000羽が生息すると考えられています。日本では毎年400羽から600羽が観察されています。

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三重県内の身近な自然環境の保護を訴えるため、2001年に県内の21ヶ所の重要な地域に ついてまとめた小冊子『身近な自然を守るために』(A5判39ページ)を出版しました。

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―木曽岬干拓地におけるチュウヒの繁殖と三重県によるメガソーラー設置などの開発問題―

木曽岬干拓地とは

木曽岬干拓地

1966年に農林省が農地利用を目的として愛知三重の県境の木曽川下流の干潟の干拓を始めました。 

1973年に干陸した干拓地の広さは443haです。周囲は堤防で囲まれ、土地は水面下45cm~50cmであり、流入する河川はなく、ポンプによる排水で現在まで維持されています。

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― 市民に親しまれ、探鳥会も行われている鈴鹿青少年の森が伐採されてサッカー場に!! ―

県営鈴鹿青少年の森は、鈴鹿サーキットに隣接する丘陵地に1972年に作られた。敷地内に道伯池とそれに隣接する林を含んでいる。大半は落葉樹の二次林で、コナラ、アカメガシワ、アカマツなどが生育している。

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