Crested Kingfisher
(Megaceryle lugubris)
カワセミの仲間であるが、カワセミより遥かに大きく、川の上流に棲む。上面は白と黒のブチで、頭にはボサボサの冠羽がある。野外では白っぽく見えることが多い。
カワセミと同じく、流れのよどみで魚を狙う。目立つ羽色のせいか、あまり、開けた場所には出てこず、木立で囲まれた餌場を好む。土の壁に巣穴を掘る。カワセミの巣穴より、かなり大きい。キャラッ、キャラッと鳴く。冬には下流へ降りてくることもある。
県内での生息数は近年、極端に減った。特に北勢、中勢の生息地はほとんど無くなった。砂防ダムなどの河川改修で、上流部の魚が減り、かつ樹木などで閉鎖された河川環境が少なくなったこともヤマセミ減少の一因であろう。