Long-billed Plover
(Charadrius placidus)
中型のチドリ。河口付近や干潟には出ず、川の中流部、特に石ころの多い河原を好む。工事現場、ストックヤードなどの人工的な裸地にもよく訪れる。
コチドリとはよく似ているが、少し大きく、顔の模様がやや異なり、飛ぶとイカルチドリには白い翼帯が出るので区別できる。
繁殖は河川中流の石ころの中に卵を産み、繁殖する。繁殖は春かなり早く、3月にはヒナが見られることもある。ヒナは早熟性で、生まれた直後から歩くことができる。また、石ころの間にすわりこむと見つけるのが困難である。繁殖を見つけるのは相当熟練が必要であり、個体数の動向は分かっていない。
東アジアの温帯、亜熱帯に生息する。