2017年6月18日 四日市市山田町で行われた足見川臨時探鳥会の模様をお伝えします。
四日市市の小山田地区に計画されているメガソーラー予定地に貴重な動植物がいます。ここが貴重な里山であることを知ってもらうために探鳥会を開催し42名の方が集まりました。参加者は会員以外にもたくさんの地元の方に来ていただきました。そして皆で水田の畦道を歩いて探鳥開始です。
よく手入れをされた水田には多種多様なサギ類やケリが佇んでいます。そして足見川の辺にはカワセミが漁をしています。
そしてしばらく行くと丘陵地の木の上にはこの里山の生態系の頂点に君臨するサシバの姿がありました。
皆さん、その姿を熱心に観察されていました。すると程なく餌を捕獲するためにサシバが上空を悠然と飛翔していきます。そして、その周囲にはツバメも飛翔しています。
水田にはダイサギが獲物を探して歩いています。それを観察していると、やがてサシバが獲物を持って帰ってきました。
探鳥会も終わりの時間を向かえ、橋の上で鳥合わせをおこない、この里山で観察できる鳥類を紹介していました。すると再びサシバが飛翔し、まるで我々を観察するかのように旋回して飛び去っていきました。
この足見川周辺の里山は多彩な動植物がいます。サシバもまるで我々にこの自然を守ることを訴えかけるように何度も飛翔してくれました。その姿を見て皆が、この自然が未来永劫守られることを強く願って探鳥会を終了しました。 (toshi-sasama)