4月16日、伊勢神宮の五十鈴川上流にて探鳥会が行われました。
この日は、よく晴れており少々肌寒かったですが、朝6時30分に伊勢神宮内宮前の宇治橋前に20人ほどの方が集まりました。来月には伊勢志摩サミットが開かれる関係上、警備の警察官の方が多数いましたが、不審者扱いされずに無事探鳥会スタートとなりました。案内の方が事前にルートを下見されていた折に、警察官に説明されていたようです。
宇治橋前のロータリーの木の上にイカルが数羽囀っているのを見ながら県道12号を南へ向けて五十鈴川上流へ向かいます。
五十鈴川沿いの木々の上にはエナガ、メジロ、シジュウカラが囀り飛び回ります。その上空をアオサギが飛んでいきました。
しばらく行くと、ヤマガラもとまっていました。そして耳を澄ましてよく聞いてみると、かすかにキビタキの囀りも聞こえます。しかし残念ながら姿は現してはくれませんでした。
すると突然上空をタカが飛びました。確認してみるとサシバです。ようやく皆さん夏鳥の姿を確認することができました。
あとはカワラヒワやコゲラの姿も観察できました。そして3キロほど上流に来たところで鳥あわせを行い、その際ホオジロが杭の上にとまり美しい囀りを聞かせてくれました。
そこで探鳥会は終了し、各自、鳥を見ながら宇治橋の方へ戻りました。
観察された鳥は20種ほどでした。留鳥が主でまだ夏鳥があまり居ない状況で、期待したキビタキやオオルリの姿を確認できなかったのが残念でした。
サシバを見られたのは運が良かったと思います。囀りも盛んで春を満喫できた探鳥会でした。
(toshi-sasama)