金沢市普正寺の森で行われた宿泊探鳥会 2日目の様子をお伝えします。
朝7時30分に宿泊した金沢マンテンホテルを出発し金沢市郊外の普正寺の森へと向かいます。
普正寺の森では、昨日に引き続き日本野鳥の会石川支部の方々に公園内の案内をしていただきました。探鳥の前に普正寺の森周辺の開発問題を聞き非常に切実な問題で考えさせられました。
その後、いよいよ探鳥スタートです。程なく芝生の上や木の上にマミチャジナイがいます。
木の上にはエゾビタキ、ホオジロが止まっています。
さらに森の中に入っていくとオオルリやセンダイムシクイが我々の前に止まります。
犀川沿いの木々にも多くのムシクイ類やヒタキ類もいました。
この川沿いは洪水対策のため、かなりの木が無くなってしまうそうです。皆が多くのムシクイ類を見ながらこの自然が守られることを祈ることしかできませんでした。
そして、森を抜けると海岸線にでました。シギ・チドリ類はいませんでしたが、ヒバリが止まっています。
他には鳥がいませんでしたので、もう一度森へ入ります。森の中に流れる小川ではアカショウビンを目撃された方もいました。
そして上空をサギ科の鳥が群れで飛び、電線の上にはイソヒヨドリが止まります。
探鳥会も終了に近づくと木の上でカワラヒワが餌の受け渡しの求愛行動が観察されましたし、コムクドリもつがいで電線に止まっています。
ここで探鳥会は終了し鳥合わせを行いました。ここ普正寺の森では37種の鳥が観察され、三重ではなかなか見られない鳥が多くいたので皆さん満足された探鳥会になりました。
探鳥はここで終了し、近くの金沢港のいきいき魚市場にて買い物をして金沢市を後にします。
今回の宿泊探鳥会では、日本野鳥の会石川支部の方々の手厚いおもてなしで金沢ならではの探鳥会になり貴重な体験となりました。
(toshi-sasama)