12月18日に志摩市で行われた磯部川水系探鳥会の模様をお伝えします。
この日は雲ひとつない天気に恵まれ寒気も緩み絶好の探鳥日和となり、午前9時30分に穴川公民館前には15名ほどの方が集まりました。
公民館を出て近鉄志摩線の線路沿いを歩いていると、早速架線にチョウゲンボウがとまり、民家の畑にはジョウビタキの雌がとまっています。
しばらく行くと真上にモズが、民家の屋根の上にはイソヒヨドリの雄がとまっています。
田んぼには、たくさんのトビやミサゴが舞っています。よく見るとその中にハイタカやオオタカの姿も確認できました。
そして、磯部川に到着すると、たくさんのカモが観察できました。カルガモ、ヒドリガモ、オオバンやキンクロハジロなどがいます。その中にはスズガモも1羽混じっていました。
そして、カンムリカイツブリも泳ぎ、岸にはイソシギやセキレイなどもいます。
磯部川から戻って来る際、線路の向こう側の田んぼへ寄って見ると行きに見かけたチョウゲンボウが餌を探してホバーリングをしており、突然獲物へ向けて急降下しました。
しばらく草の中にいましたが、突然舞い上がると口には芋虫の様な昆虫をくわえていました。見事に狩は成功したようです。
探鳥会は2時間ほどで終了となりました。この日は天候が良く33種類もの鳥を観察することができました。特に猛禽類が多く、最後にはチョウゲンボウの見事な狩も観察できましたので、皆さん満足いく探鳥会となりました。
(toshi-sasama)