Common Kingfisher
(Alcedo atthis)
水辺の宝石とも呼ばれる。背中はトルコ石のような明るい青。チーッと鳴いて水面すれすれを飛ぶ姿はまさに宝石である。
魚食の鳥。流れのよどんだ縁の上の枝先に止まり、じっと魚を待つ。やがてポチャンと小石を投げ込んだような音を立てて水に飛び込み、くちばしで魚を捕まえる。捕まえた魚は石にたたきつけて動かなくし、空中に放り上げて飲み込み易い方向にくわえなおして飲み込む。ヒナに給餌するときはヒナが飲み込みやすいようにくわえなおす。
足は小さく。勝つ趾が部分的に癒着した構造で、歩いたり、魚を押さえたりすることはできない。
土の垂直な壁に穴を穿ち、巣穴とする。三重県各地で見られるが巣にする土の壁が河川改修などで少なくなった。水辺から相当離れた場所に巣穴を見ることも多い。冬にはかなり、下流まで降りる。海の近くまで来ることもある。ユーラシア大陸ほぼ全体に生息する鳥。