9月4日 松阪市・五主海岸にて叶内拓哉さんを招いての探鳥会と講演会が開催されました。
その模様をレポートします。
台風12号が九州に接近していることもあり、前日の天気予報では雨と言うことで開催が心配されましたが、当日は風が強いものの晴天となりました。
予定通り午前9時30分より松阪市の五主海岸にて無事探鳥会が行われ、30名以上の方が参加されました。
この時間はまだ潮が引き始める前で砂浜は少なくシギチ類はあまりいませんでしたが、サギ類やカワウが上空を飛んだりしていました。やがて潮が引き始め、徐々に鳥の数が増えていきます。
中州にある水辺ではチュウシャクシギが数羽たたずんでおり、さらに上流の砂地ではソリハシシギやシロチドリなどがいます。
干潟が広がるにつれさらにシギチ類が増えはじめ、ミユビシギやトウネンなどが餌を探しています。やがてシギチたちは飛び立ってさらに海側へ広がった干潟へ向かいます。
岸壁付近も潮が引きやがて私たちの目の前にもミユビシギやキョウジョシギなどが近づいてきます。
探鳥会が始まったころは海の中だったところも潮が引いてたくさんのシギチが懸命に餌をさがします。そしてキョウジョシギが岩に登って餌をほじくっていました。
やがて、潮干狩りや凧のサーフィン(カイトサーフィン)に乗る人たちが浜辺に増えたため鳥がさらに沖へといってしまい、約2時間の探鳥会はここで終了となりました。
今回の探鳥会では叶内さんから鳥の特徴や生態を丁寧に説明していただき、皆さん真剣に聞き入り質問などをして有意義な時間をすごしました。
昼食をはさんで、午後からは近くのハートフルみくもへ場所を移して叶内さんの講演会が開かれました。
叶内さんの講演会ではスライドを見ながらいろなエピソードを聞かせていただきました。最後に質問にも丁寧に答えていただき、皆さんとても満足のいく探鳥会・講演会となったようでした。
(toshi-sasama)