2017年1月29日、多気郡明和町で行われた大淀海岸探鳥会の模様をお伝えします。
この日は風も無く暖かな日和に恵まれ12名の方が参加されました。
集合場所の公園から漁港へ向かうとそこにはホシハジロやスズガモが泳ぎます。
近くにはハジロカイツブリが餌を求めて潜り、カワウが漁港で捨てられていた魚を見つけ飲み込もうとしています。
よく見るとカワウに混じってヒメウが泳いでいます。そして漁港の奥には多くのヒドリガモが休んでいます。
そして松林にはホオジロが鳴いています。その松林を抜けて海岸へと向かうと、そこにはスズガモが休んでいました。
沖にはウミアイサの雌が泳いでおり、その上をスズガモが飛びます。それを観察していると我々の目の前の波打ち際をミユビシギの群れが餌を探して通り過ぎます。
そのすぐ後にセグロカモメが飛んで来ます。すると何を思ったのか急にそのセグロカモメがUターンしてきて我々の目の前で水面に向けダイブしました。呆気にとられている内に浮上してきたセグロカモメの口には貝が銜えられています。見事な漁を見せてもらいました。
そしてまた松林を抜けて行くとツグミがとまっています。ソーラーパネルが多数並んでいるところには下草が生えており、パネルの上にはビンズイやアオジがとまっていました。
この日は穏やかな日となり、鳥も34種確認できました。特に港ではヒメウが近くで観察できましたし、海岸ではミユビシギやセグロカモメの漁が見られましたので、皆さん満足いく探鳥会となったようです。
(toshi-sasma)