2021/3/14
日本野鳥の会三重 平井正志

コロナで外出自粛との声が高い。しかし、外出といっても人に会わなければ、感染する可能性も、他人に感染させてしまう可能性もゼロである。外出自粛とは外出して、人に会う機会を増やすことを自粛せよとの意味である。

ひとりで、野に出て鳥を見る分には何も危険性はない。夫婦、親子は普段家の中で互いに無防備なので、外でいっしょにいても、それにより危険が増すわけではない。

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2020/3/22
日本野鳥の会三重 平井正志

新型コロナウイルスの広がりで、探鳥会も自粛せざるを得ない。でも、ひとりで鳥を見る分には感染の危険がないのでかまわない。マスクも不要である。

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Dorofeev氏からの投稿について

日本野鳥の会三重 平井正志

2019年秋にフラッグ付きのミヤコドリが三重県と千葉県で発見されてから、私は山階鳥類研究所の千田万里子さんに問い合わせ、フラッグを付けたロシアのDmitry Dorofeev氏と連絡を取った。彼は先に、カムチャツカでのシギ・チドリ類の中継地の論文を発表していた研究者である。投稿を依頼するとすぐに了解していただき、写真も何枚かいただき、「しろちどり103号」に和訳して掲載した。このサイトでは原文の英文を掲載する。

2020flagOystercatcher

 

カムチャツカ半島は日本のバーダーにとって遠く、情報もほとんど無い地域。グーグルマップや衛星画像で見ても、川は自由自在に蛇行し、町も道路も少ないようである。以前1998年から2000年まで、日本の鳥類標識協会からバンダーが訪れ、現地の鳥類学者Gerasimov氏の協力を得て、標識調査したことがある。その調査報告は鳥類標識協会誌に掲載されている。しかし、水鳥の調査はされていない。Dorofeevの投稿から、その土地と彼らの活動の情報が少しは得られよう。より、興味のある方は衛星画像も参考にされたい。

今後、カムチャツカでのミヤコドリの繁殖数が何つがいくらいあるのか? また、朝鮮半島のミヤコドリとカムチャツカのミヤコドリとは往来があるのかなど、興味ある課題である。また、その他のシギ・チドリではメダイチドリ、ホウロクシギ、アオアシシギ、クサシギ、キアシシギ、ヒバリシギなどが繁殖しているとされ、まことに興味ある地域である。無論、陸鳥や海鳥についても興味ある地域。しかし、現在の詳しい状況はわかっていないようである。さらに交流を深め、現状を知りたいものである。

 

参考文献

Hayman, P., Marchant, J., Prater, T. 1986: Shorebird, Helm, London
Krechmar, A. V. 1996: 北シベリア鳥類図鑑、文一総合出版、東京
Kondratyev, A. Ya., Litvinenko, N. M., Kaiser, G. W. (eds.) 2000: Seabirds of the          Russian Far East. Canadian Wildlife Service, Ottawa
真田ちか 2007: カムチャツカ紀行・ついでの鳥見.しろちどり53号(当会HPで閲覧可)
深井宣男・須川 恒・千葉 晃・尾崎清明 2010: カムチャツカにおける日露共同標識調     査報告。鳥類標識協会誌 22:8-16. (この号にはいくつかの関連論文が掲載されており、J-Stageで閲覧できる) 

黄色のフラッグT7の付いたミヤコドリ(2019年10月に松阪市五主海岸で発見)、黄色のフラッグT6の付いたミヤコドリ(2019年9月に東京湾三番瀬(千葉県船橋市)で発見)は、カムチャツカ半島中部西岸のKhairusovo, Belogolovaya川河口、でロシアの研究者D. S. Dorofeevらによって放鳥されたものと判明しました(環境省・山階鳥類研究所2019/12/19発表)。 

 

20191001 miyakodpri markミヤコドリEurasian Oystercatcher は広くユーラシア大陸とその周辺の島嶼に生息しています。そのうち東アジアに生息する亜種は約10,000羽から11,000羽と推定されています。大半は韓国中国沿岸で越冬しますが、日本では東京湾三番瀬周辺と伊勢湾西岸で越冬します。繁殖地はカムチャツカ半島と韓国西岸の島嶼とされています。

今回の発見により、日本で越冬するミヤコドリの少なくとも一部はカムチャツカで繁殖し約3,000kmの長大な渡りをしているようです。ロシアの研究者の努力と日本の野鳥の会会員などの野鳥観察が実を結んだものです。

カムチャツカ半島におけるシギチドリの様子はこれまで明らかになっていませんでしたが、D. S. Dorofeev らによってKhairusovo, Belogolovaya川および近隣のMoroshechnaya 川河口にミヤコドリやオバシギなどが多く滞在していることが明らかになっています。シギチドリの重要な中継地として注目されるようになるでしょう(当会会報しろちどり102号)。

今後、この2羽がどこで越冬するか?越冬期にどれくらい移動するかも興味ある課題です。これまでは個々の鳥がどれくらい移動するのかは分かっていませんでした。フラッグはよい目印になります。フラッグ付きを見つけたら、日時場所を山階鳥類研究所に、また、当会にも連絡してください。可能であれば文字を読み取ってください。

様々な鳥にフラッグやカラーリングを付け、野外での行動、分散、渡りなどが研究されています。これらの情報は野鳥の生息環境の保全にも役立てることができます。

これからもフラッグの付いた鳥を見つけた場合には山階鳥類研究所へ連絡しましょう。また、当会のHPなどに投稿していただいても、連絡を引き継ぎます。

野鳥の会三重はミヤコドリの正確な越冬数を知るため、2014年12月からミヤコドリカウントを毎冬3回ずつ行っています。近年の調査では100羽以上のミヤコドリが伊勢湾西岸で越冬しています。(M. H.)

新型コロナウイルスの蔓延により、 3月~11月の探鳥会を中止していましたが、
2020年12月から探鳥会を再開します。

開催が可能になった探鳥会はこのページに掲載しますので確かめて参加してください。
また、タイトル部に【開催】、【中止】を明記するようにします( 探鳥会一覧も参考にしてください)。

新型コロナウイルスの感染状況によっては、一旦【開催】とした探鳥会も【中止】とすることがあります。中止とする場合はこのHPで一週間前までに周知いたします。

当面、探鳥会は会員限定とします。また、感染防止対策のため以下の制限を設けます。

・マスクの着用
・望遠鏡の貸し借りはしない
・車に同乗しない(家族など同居者はOK)
・事前に検温する
・探鳥会では密集しないように気をつける
※その他、リーダーの指示に従ってください。

感染力が強い変異ウィルス(新型コロナ)の感染が急拡大し、ワクチンの接種は6月末で高齢者の接種がようやく終わる見込みという状況です。

このような状況であるので、当会が6月20日に予定していた総会について、理事各位の意見を聴取して検討しました。その結果、室内での行事は感染の可能性が高いため、

今年度(2021年度)の総会は開催しないことにしました。

本来、総会で会員に検討していただく、昨期の活動報告、決算、今期の活動方針、予算、役員の改選などについては、どのように扱うかを追って検討し、結果をお伝えします。

(代表 平井正志)

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