Long-tailed Rosefinch

(Uragus sibiricus)

ベニマシコ

赤い鳥には不思議な魅力がある。三重で普段見られる赤い鳥はこの鳥くらいであろう。オスは頭と背面、下面が赤い。翼と尾は白と黒。メスは鈍い褐色でやや赤みのある個体もある。冬に茂みで草の実を食べる。地上にはほとんど降りない。

ヒワの仲間であるが、この仲間のくちばしには様々なものがある。チャールス・ダーウィンはガラパコス諸島のヒワの仲間のくちばしが様々に分化していることを書き記した。ベニマシコのくちばしは小さいが丸く、硬い草の実の殻を割るのに適しているのであろう。同じヒワの仲間でもマヒワの細いピンセットのようなくちばしとよい対照である。

ベニマシコは県内各地で見られるが、個体数はそんなに多くない。探鳥会で見つけると話題になる鳥。地鳴きはフィフィッという軽い声。北海道では夏に草原で繁殖する。灌木の梢でさえずるオスの夏羽は鮮やかな赤。それに額と顎に白く輝くような羽。一度見たら忘れられない羽色である。

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