伊勢湾に流入する大河、木曽三川の河口には残念ながら大規模な干潟は残されていない。しかし、伊勢湾西岸には、自然の砂浜海岸、河口の砂州、干潟が残されている。人口の密集する太平洋岸ではめずらしいことである。


北勢地方の海辺

鈴鹿川派川河口西岸の北部には高松海岸、吉崎海岸、鈴鹿川河口、鈴鹿川派川河口などシギ・チドリ類が立ち寄る海辺がある。

高松海岸は朝明川河口にある比較的小規模の干潟で、以前から潮干狩りで賑わっていた。近年、ミヤコドリが多数越冬するようになった。吉崎海岸は磯津漁港の奥に取り残された砂浜である。鈴鹿川派川の河口には小規模ながら砂州があり、シギ・チドリが季節には訪れる。シロチドリの繁殖の可能性もある。


津周辺の海辺

安濃川河口津市田中川河口から志登茂川、安濃川河口まで、漁港による中断はあるもののほぼ10kmの砂浜が続いている。海岸の奥行きも十分あり、ハマボウフウ、ハマダイコン等の海浜植物が生育し、シロチドリの繁殖も見られる。また、シロチドリ、ハマシギ、ミユビシギなどが訪れ、ミユビシギの一部は越冬する。さらにユリカモメ、セグロカモメは渡りの途中に大群で立ち寄る。

津市の市街地に隣接する安濃川河口には砂州があり、ミヤコドリが棲息する。また、シロチドリやハマシギも飛来し、ミサゴも時々飛来する。冬には多くのカモ類が見られ、ホオジロガモ、ウミアイサなども河口近くに来て採餌する。


雲出川、金剛川、櫛田川河口周辺の海辺

五主・出雲川河口雲出川河口から西には五主干潟があり、青のりの養殖がさかんである。また金剛側河口、櫛田川河口にも干潟がある。これらの海域は伊勢湾西岸で最も多くのシギ・チドリが訪れる場所である。堤防より陸側の水路ではツルシギ、アオアシシギ、オオハシシギなどが見られ、干潟ではダイシャクシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、など、大型のシギから、メダイチドリ、ソリハシシギなども見られる。金剛川河口の干潟にはズグロカモメが毎冬、越冬する。またコクガンは安濃川河口から宮川河口までの間で越冬する。


宮川河口周辺の海辺

宮川河口宮川、外城田川、五十鈴川は相接して伊勢湾に流入し、河口部分は広く、冬には多くのカモが越冬し、ミサゴも多数個体が見られる。河口付近ではチュウヒが越冬し、コクガンが越冬することもある。大淀漁港周辺の海岸は堤防から波打ち際までが狭いが、冬に種々のカモメ類が見られる。またヒメウが見られることもある。

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