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概要

海蔵川は菰野町千草を源とし菰野町、四日市市を流れて伊勢湾に 至る全長約19kmの2級河川である。野鳥の会三重では四日市市西坂部町内の高田橋-代官橋間で海蔵川探鳥会を開いている。両岸に水田が広がり、左岸には緑の段丘があり、特に自然が豊かな場所で、野鳥はこの辺りで最も多く見ることができる。

以前はここに中洲が発達して数本のヤナギと草本が生い茂り、野鳥や野生動物の休憩や採餌の場所だったが、今は消失している。

【お勧め季節など】

秋口のモズの高鳴きが聞こえる頃から早春の冬鳥の居残り組が居るころまでが特にお勧め。

【見られる鳥】

水辺の鳥から里地・里山で見られる小鳥、またそれらを狙う猛禽まで幅広く見られるのが特徴。海蔵川のマスコット、カワセミもお見逃しなく!

所在地

四日市市西坂部町周辺

【アクセス】

公共交通機関 ≫ 三重交通バスあがたハイツ行き  近鉄四日市⇒坂部口下車⇒北へ徒歩7分で代官橋。

自家用車 ≫ 四日市方面より国道365号を西行き、坂部口バス停前信号を右折し覚照寺を右折しすぐ左折。代官橋を渡り左折し右側の空地へ駐車可能。私有地につきゴミ厳禁。
※道幅狭いため注意。

【駐車場・施設など】

代官橋を渡り左折し右側の空地へ駐車可能。私有地につきゴミ厳禁。トイレはない。

探鳥地紹介者より

川沿いを散歩されている人も多いので写真等撮影する時は十分マナーを守って行動してください。

高松海岸

概要

高松海岸 港湾施設やコンビナートを背景にカモメ類が羽を休める高松海岸は三重県に残る最北端の自然海岸で、ラムサール条約登録地の藤前干潟にも近く、多くの渡り鳥が羽を休めていく。渡りの時期にはシギチドリ、冬季にはミヤコドリやミサゴ、カモ類など観察できる。

また県内有数の潮干狩りスポットで知られ、シーズンには多くの潮干狩り客でにぎわう。  

【お勧め季節など】

春や秋の渡りの時期には、ハマシギやキョウジョシギなどが見られる。
冬季には、ミヤコドリやカモ類、カモメ類が観察できる。
また、アオバトが夏から秋にかけて海水を飲むのを観察できることもある。 

【見られる鳥】

ミヤコドリ、ウミアイサ、ミサゴ、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、イソヒヨドリなど海岸で見られる鳥類。

所在地

三重郡川越町

【アクセス】

公共交通機関 ≫ 川越町のコミュニティバス「ふれあいバス」で町総合体育館で下車(本数が少ないので注意)。

自家用車 ≫ 国道23号で、みえ川越IC近くにある朝明大橋北詰もしくは朝明大橋南詰から堤防沿いの道へ入り、海側へ向かって走る。どちらの交差点も右折では入れないので注意(右折車線がない)。北詰から入った場合は川越町総合体育館の先の道が曲がったところから海岸に降りる所が、南詰から入った場合は先端付近の道が大きく曲がったところから海岸に降りるところがあり、共にそのあたりが観察ポイント(駐車スペースではない)。 

【駐車場・施設など】

特にないので駐車禁止でない場所に止める。

探鳥地紹介者より

潮干狩りシーズンの潮が引いているときは大勢の人が砂浜に降りており、鳥が逃げてしまうので観察に向かない。

鈴鹿川派川

概要

鈴鹿川の河口から5Km上流で分流した派川の河口に広がる干潟で、それほど広くない干潟ながら春秋に渡りくるシギやチドリが多く北勢地域では有数のポイントである。夏期にはアジサシ類、冬期にはカモメ類やカモ類が多く飛来する。河口から延びる突提から、まじかに野鳥が観察できるので人気のフィールドである。

鈴鹿川派川 鈴鹿川派川

【お勧め季節など】

シギやチドリが渡る春・秋(4月下旬から5月中及び8月中旬から9月)がおすすめの時期、夏期や冬期にもアジサシ類、カモ類、カモメ類が楽しめる。

【見られる鳥】

シギ・チドリの渡りの時期には、チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、ハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、メダイチドリ、オオメダイチドリ、シロチドリなどが飛来する。

夏期には、コアジサシ、アジサシ、クロハラアジサシなどアジサシ類、冬期はユリカモメ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・シロカモメなどカモメ類、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモなどカモ類ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ、カンムリカイツブリなどのカイツブリ類が見られる。

稀にカラシラサギ、ソリハシセイタカシギ、クロツラヘラサギ、コクガンなどを見ることもある。

所在地

四日市市楠町南五味塚

【アクセス】

公共交通機関 ≫ 公共交通機関の場合は、近鉄楠駅から徒歩で海側(東)へ約1.5Kmで20分程度で河口に着く。

自家用車 ≫ 県道6号線を近鉄楠駅を目標に来て、南五味塚交差点を海側(東側楠漁港方面)へ約0.8Km派川右岸堤防へ出る。 

【駐車場・施設など】

やや狭いが河口の堤防上に駐車出来る、トイレは無いので注意。

探鳥地紹介者より

派川の北3Kmの所に鈴鹿川本流河口があり、ミヤコドリやカモメ類が見られるので立ち寄ると良い。

熊野川河口

左岸(三重県側)から河口上流を望む。

概要

三重県と和歌山県県境を流れる一級河川、熊野川河口は紀南地方におけるカモ・カモメ観察の最大のポイント。

【お勧め季節など】

冬期のカモとカモメが見どころ。午後は逆光になるので、午前中がお勧め。

【見られる鳥】

冬がベストシーズン。カモ類はマガモ、カルガモ、ヒドリガモの3種が多く、ウミアイサも見られる。カモメは外海が荒れているときなどに特に多い。セグロカモメ、ウミネコが8割を占め、他にオオセグロカモメ、カモメ、ユリカモメの順。シロカモメ、ワシカモメ、ミツユビカモメなどを探すのも楽しい。

所在地

南牟婁郡紀宝町

【アクセス】

自家用車 ≫ 自家用車で国道42号線を南下し、紀宝町鵜殿に入って熊野川に突き当たったあたり。 

【駐車場・施設など】

特にない。自家用車はポイント付近の矢淵中学校に置かせてもらうこともできるが、許可をもらうこと。

志原川周辺

熊野灘にむかってゆったり流れる志原川下流域。

志原川周辺

農耕地では春秋にシギやチドリの姿も見られる。

 

概要

紀南地方におけるバードウオッチングの最適ポイント。志原川にそって、国道42号線西側に湿地と農耕地が広がっており、水辺の鳥やホオジロ類が多い。

【お勧め季節など】

春秋の渡りの季節、特に初夏。冬はホオジロ類や猛禽類も見どころ。

【見られる鳥】

春はサギ類が多く、夏羽のアマサギは特に多い。旅鳥のムナグロなども飛来。

オオヨシキリも紀南でここ一カ所、付近のアシ原で繁殖する。アシ原は夏期、ツバメやスズメのねぐらとなる。

冬期は、アオジ、オオジュリン、ベニマシコ、カシラダカ、ホオアカなどが農耕地やアシ原で越冬する。それを狙ってチョウゲンボウやハヤブサ、オオタカやハイタカなどの猛禽も見られる。

カモ類は数、種類ともに少なめ。人家付近ではイソヒヨドリもよく見られる。カラムクドリ、ホシムクドリ、ギンムクドリなどが観察されることもあるので、ムクドリにも注意したい。

所在地

南牟婁郡御浜町志原ほか

【アクセス】

自家用車 ≫ 自家用車では国道42号線を南下。熊野市を過ぎ御浜町に入ったあたりの内陸側がポイント。

公共交通機関 ≫ 最寄り駅はJR神志山駅だが、列車の本数は少ない。

【駐車場・施設など】

特にない。自家用車は駅付近から県道52号線に入って1.5Kmほどのところにある志原公民館などに置かせてもらい、歩くこともできる。

探鳥地紹介者より

どこも同じだが、農耕地では農作業のじゃまにならないよう注意しよう。

南亦山森林公園

登山口の駐車場とトイレ。後方奥が南亦山。

南亦山森林公園

稜線付近はバイケイソウの群落が広がる。

 

概要

982mの高峰としてはアプローチが容易で、森林公園として整備されているので、手軽に登れるブナの山としてお勧め。登山口近くの植林帯を抜けると、頂上まで自然林が続いている。

大型キツツキ、ゴジュウカラなど、標高の高いところに住む野鳥が期待できる。登山道(階段が多い)脇の木は大木が多く、数十種類の木にネームプレートがあるので、樹木の観察にも好適。頂上には展望台があり、熊野灘まで見渡せる。

【お勧め季節など】

新緑の頃と紅葉の頃。初夏には、オオルリ、センダイムシクイなどのさえずりが響き渡る。

【見られる鳥】

ゴジュウカラを含むカラ類、イカルや、アオゲラ、オオアカゲラなど大型キツツキ。

初夏には夏鳥のさえずり。ツツドリの声もよく聞かれる。林道沿いの沢筋はオオルリが特に多い。

鳥ではないが、ニホンジカやカモシカの姿が見られることもある。

所在地

大紀町大内山唐子川上流

【アクセス】

自家用車 ≫ 自家用車利用。国道42号を南下、大紀町・大内山支所の先(頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)の看板)から右折してJR紀勢線、大内山川を渡る。そのまま直進して、唐子川に沿って千石越林道(至宮川村)を登っていくと、30分ほどで駐車場のある登山口に到着する。登山口は2カ所あるが駐車場から少し下って、案内板があるところからが野鳥や樹木の観察にはお勧め。

公共交通機関 ≫ なし 

【駐車場・施設など】

登山口にトイレのある駐車場あり

探鳥地紹介者より

登山道は整備されているが、登山靴など足ごしらえ、雨具、非常食など緊急装備はしっかりと。

林道は落石などの危険もあり、険しい所もあるので走行に注意。高所なので、冬季は積雪がある。冬の山の装備と経験がない人は行かないこと。

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